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薔薇の檻は、赤い首輪@羞恥小説のライブラリです。
赤い首輪に2008年4月から7月までに掲載した「視線」を、読みやすいように昇順に並べています。 最初からまとめて読みたい方にどうぞ。 最新号は、赤い首輪@羞恥小説をご覧ください。 !!!アメブロの【赤い首輪】が復活→こちらです。 ※このブログにある文章ならびに画像などのコンテンツの著作権はmintlove70,rosecage3710に帰属します。無断転載、引用はご遠慮くださいませ。 内容に過激な性表現を含みます未成年の方はご覧にならないでください。 |
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![]() 「もも、もうついてる?」 桃子、と書いて「とうこ」と呼ぶ私の名前を淳は「もも」と呼ぶ。 大学を卒業して親の縁故で入社した会社で、私は受付業務に配属された。 初めての訪問客にいきなり自分の名前を尋ねられて「真下とうこ、果物の桃に子供の子で、とうこです」 とご丁寧に答えてしまい、隣に座っている先輩に叱られた。 それが佐伯淳だった。 淳の会社は大手の服飾メーカーで、広告代理店である私の会社の大きなクライアントだった。 入社したてで大きな得意先である会社の人に誘われてしまった私は、プライベートなことでも断る勇気もなく、会ったその夜にデートしてしまった。 結局、私は半年あまりで退職し、淳の奥さんになった。 最初から淳のペースで始まった付き合いだけど、知れば知るほど私は淳に恋した。 付き合いはじめて、淳が今いる会社は父親が経営するものであること、ゆくゆくは彼も社長の椅子に座ることを知った。 そして淳と結婚するということは私も、社長夫人としてその業界に入ることになるということを納得させられた。 華やかな世界とは無縁な平凡な家庭で育った私は自分には「社長夫人なんてとても無理」と尻込みする気持ちが正直強かった。 結局、淳の熱意と、玉の輿だと騒ぐ周囲と、何より自分の淳に対する恋心の高まりが私を二十代前半の早い結婚へと踏み切らせた。 二十三歳の秋。七つ上の淳が三十歳の誕生日。その日が結婚式。 「人生最大のプレゼント」と抱きしめられて、幸せの絶頂を感じた。 私がまだ若いからと言うことで子供はまだ先に、と淳が言い五年。 そろそろ子供を考えてもいいのだけれど、新婚当時から変わらない甘い生活に終わりを告げるのを二人ともなんとなく先延ばしにしていた。 FC2 Blog Ranking ![]() |
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![]() 少し遅れることを簡単に告げると、「じゃ、気をつけるんだよ。ももはすぐ、顔に出るから。」 そう言って切ってしまった。 どうしよう。私、下着をつけていないように見えるかしら… だから、みんな私の顔を見るのかしら。 そう思うと、ますますいたたまれなくなってしまう。 頬が火照って、鼓動がニットの胸を上下させる。 隣に座った、四十くらいのビジネスマンの背広の腕が肩にあたる。 「失礼。」男は私をのぞき込んでにやっと笑う。 まるで、スカートの中を知っているように。 男は素知らぬ顔で新聞を読み始めたが、その腕はいまにもフレアースカートの裾をたくし上げそうな気配を漂わせている。 反対側の隣の老女が席をたつと、若いカメラマン風の男が座る。 アルミのカメラボックスを足下に置いて蓋を開けてごそごそとしだす。 彼が屈むようにするたびに頭がスカートに触れそうでどきどきする。 そのままスカートの中に潜り込まれたらどうしよう… 私は次々と頭をよぎる妄想を否定するのに全力をあげる。 相変わらず、前を通る男たちの視線が痛い。 胸元に手をおいて心臓を押さえようとして、乳首が軽く立ち始めていることに気がつく。 「淳、助けて…早く来て。」私は泣きたくなりながら、祈る。 膨らみはじめた妄想が段々、具体性をおびながら私に迫りはじめる。 右側の男が新聞を広げたまま、片腕をのばして、私の尖り始めた乳首を摘む。 「やめて!」私は叫ぼうとするのに、声が出ない。 もし、みんなが振り返って、私がニットの下で乳首を尖らせているのがわかったら…、 もし、下着をつけずにここにいるのがわかったら… 変態扱いされるのは私かもしれない。 FC2 Blog Ranking ![]() |
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