![]() 目が覚めると、いつもと変わりない朝の風景があった。 明るい光が窓から入ってきてフローリングの床を滑る。明るい。 死ななかったのか・・・。 淳の指で殺されるなら、私はそれでよかったのだ。 それが幸せだった。 それにしても。 今は、いったい何時なんだろう。部屋の中には誰もいない。 カンナという女の人の姿もなかった。 アレはいったい現実のことだったのか。 白すぎる光の中で何もかも頼りなく、現実味がなかった。 淳は。 淳は仕事に出かけたのかもしれない。 そうだ。もう、そんな時間なのだ。 待っていよう、淳は直ぐに帰ってくる。 ほら。 ドアのチャイムが鳴る。 犬のようにしっぽを振って玄関で迎える。 そして 白い部屋で私は淳を待つようになった。 ここには淳しか来ないのだ。 淳は毎日、私の身体で遊びに、来る。 毎日、毎日。 いろんな淳がやって来る。 Fin ![]() FC2 Blog Ranking ![]()
三か月にわたって、更新してきた「もも」のお話を最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
ここでの掲載に際して、以前書いた時から最後の結末だけ変えました。 共感していただける方も、納得できない方も、それぞれいらっしゃると思います。 何人かの友人がこのお話を読み、「もも」がかわいそうだと、なじられたこともありました。(^^; 「もも」は私にとって、不思議な女性です。犯され汚されるほど、ももの内面は透明になっていくような気がしながら、この子の幸せはどこにあるのか探すうちに、白い部屋にたどり着きました。 ここは多分、ももにとっては愛の子宮の中です。 それでは、また、次のお話でお会いできることを祈って。 みんと |
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どう変えたのかと思っていたら すごい処にたどり着いたもんだ。 オチみたいなものを排して ファンタジーに徹したというか 人格の基底まで丸なげで明け渡すのが、愛。か。 まぁ確かに彼女はどんどん透明になってってるけど。 なんか幸福そうでもあるけどいやでもちょっとうーん。 幸福ってなんだろうかね。 一般の社会生活とか人間関係と そなに遠いものなんだろうか。 ううーむ。 愛という語彙の多様さよ。
isshy * URL
[編集] 【 2008/07/04 22:25 】
--- さぁね ---
その種明かしは、其々自分の愛の中で果たしましょう。ふふふ。 ![]() |
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